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電子手帳の発売当初は住所録であった事を覚えている人はどれほどいるでしょうか、それは1980年初頭でした。電子計算機が普及した後に普段持ち歩く携帯用の手帳の補助としておしゃれな住所録の記録とかんたんに検索できるものが発売されました。 こうした電子手帳は、発売後10年を待たずにワードプロセッサ機能を付加し、かな入力、漢字変換が出来る機能を搭載するまでになり以降、その機能は益々進化し続けるのでした。その高機能化は外部メモリー採用やメモリーカードスロットルによる電子辞書機能、ゲーム機能、鉄道乗り換え時刻表、翻訳辞書機能、さらには音声翻訳機能を実現するまでに至っています。 この傾向は、バブル景気へ移行しようとする日本経済を反映し、重厚長大の価値観から短小軽薄の流行言葉を生み出すほど多くのユーザーに受けれられました。この市場を支えたメーカ各社のLSI技術合戦に拍車をかけ日本経済の発展特にコンピュータ技術の向上にも大きく貢献したのです。 驚くことに電子手帳は、いまではPDAと呼ばれる小型のパソコンとして携帯電話の機能がつくところまでになりました。でも、昔ながらの手帳がなくなったわけではありません。どんなに高機能のデジタル化が進んでも私たち日本人は文字の文化、手書きの文字に人の温もりがあることを無意識に知っています。あなたは、今年も書店で手帳を買い求めるのではないでしょうか。
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